今回はスマートフォンをローカルサーバー化していきます。Android端末の場合です。iphone については一切解説するつもりはありません。
スマートフォンといえどパソコンの一種。ユーザーに細かいところをいじらせにくくして、小さな筐体に詰め込めばスマートフォンとなるわけです。そんなわけでパソコンでできることは大概スマホでもできるわけです。
メリット・デメリット
メリット、デメリットをまとめました。
メリット
- 消費電力が低い
- UPS(無停電電源装置)を兼ねることができる
- ファンレスなので騒音が発生しない
- コンパクトで持ち運びやすい
- 上記の性能を持ち合わせたパソコンより安い
デメリット
- パソコンでやるのに比べ極端に情報が少ない
- 他の実行中のプロセスに動作を阻害されやすい
- 設定が面倒なことが多い
スマートフォンでやるメリットも大きいわけです。タブレットも同様に。
使用するアプリ
今回使用するアプリはこちら!Simple HTTP Serverというアプリです。Googleプレイにあるなかで一番簡単にできるであろうものです。
アプリを使ってみよう
アプリを開くと二つのボタンとコマンドプロントのような画面が開きます。コマンド入力がないので真っ黒画面にトラウマのある人でも問題ありません。
基本的に左上のON、OFFのボタンだけで管理できます。
※IPアドレスを公開するのは気分的に嫌なので隠しています。公開したところで実害はないんだろうけどね、、
ハードの設定
ハード側の設定はサーバーにする端末とアクセスする端末を同一のWi-Fiに接続するだけです。
アプリの初期設定
結構分かりやすいので説明しなくてもわかると思います。
分かりにくい項目だけ補足しておきます。
・内蔵コンテンツの表示
→上の公開するフォルダの設定とは別にAndroidで管理されている画像や写真のデータを公開するかどうかを選択します。公開するフォルダで選択しない場合においてもこちらをONにした場合は公開されます
・フォルダ名
→内蔵コンテンツを入れるフォルダの名前を設定します。
・ダイジェスト認識
→アクセスの際にログイン認証をするかどうかの選択です。通常はWi-Fi側でセキュリティ対策を施しているのでOFFでも可能かと思われます。
試しに使ってみよう!
今回は公開フォルダのなかに3つのファイルを入れて試してみました。
- Ome-city.jpg(画像)
- Table.html(htmlファイル)
- スクリーンショット.mp4(動画)
URLはhttp://"ipアドレス":12345/ です。ローカルサーバーなので同一のWi-Fiにアクセスしている端末以外からはアクセスできません。
Chromeでアクセスするとこのようになります。
画像や動画などはプレビューできますが、ワードやエクセル等のファイルはプレビューできないのでダウンロードして確認することになります。
Htmlファイルについてもちゃんと表示できています。ただ、ipアドレスでアクセスするのはダサいのでhosts(DONSより優先されます)を使用したいところ(android端末の設定を変えるのにはパソコンからabdコマンドでやらないとダメみたい)。
アクセスログを見てみよう
左からIPアドレス、アクセス履歴、タイムゾーンが表示されます。ファイルにアクセスできる場合はGETとHTTPの間にアクセスしたファイルが表示されます。そのあとOS、端末名なども表示されます。他の項目はわからん!
モバイルデータ対策に有用
あくまでもローカルサーバーなのでモバイルネットワークを使用しないわけです。そんなわけで通信制限にも有用です。今回のローカルサーバーとLINEでのデータの転送を比較しました。
そんなわけで私の場合は屋外でデータを一斉送信するときに使っています。結構便利なので使ってみたらいかがでしょうか?
ではまた~
※今回の記事では分かりやすさを優先するため無線LANのことをWi-Fiと呼称しています。
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