今回は動画を撮ったときに発生する手ぶれ補正の対策とソフトウェアによる補正についてまとめていきたいと思います。
手振れ補正とは何か?
動画を撮らない人に想像させるのは難しいですが動画をとると画像がぶれてしまいます。写真の手振れの動画バージョンだと思ってください。手振れは画面酔いのもとにもなりYouTuberや映像作家(もちろんプロは手振れがでにくい機材を使う)にとっては大敵です。基本的にはジンバルといった器具や手振れを起きにくくさせる機構を持たせたカメラを使用することで押さえますが、これがとても高い。とても学生がポンと変えるような値段ではないのです。こんなときに活躍するのがソフトウェアによる手振れ補正です。動画編集ソフト上で動画のブレを押さえる編集を行わせます。
手振れ補正の仕組みは?
手振れ補正の仕組みは基本的にはどのソフトも同じです。
動画は各コマでできていて画像の固まりというのは皆さんのご存じのことだと思いますが、この知識が重要になります。
簡単に仕組みをまとめてしまうと、各画像の中心であわせて端を切り取る。それだけです。
パラパラ漫画で説明しましょう。手振れが起きた動画はそれぞれのコマの画像の位置がずれている状況です。手振れ補正後の状況はコマの位置が均一な状況です。手順になおすとこんな感じ。
- 画像同士が滑らかになるように画像位置を合わせる
- 画像の位置を合わせると(物理的に紙の位置を移動させる)端がずれてしまう
- ずれてしまった端の部分を裁断機でカットして手振れ補正の完成
モバイルOS対応の手振れ補正ソフト
今回はAndroid OSで動作する手振れ補正機能のあるソフトをいくつか紹介します。
1,Power Director
動画編集者であれば誰でも知っているであろう有名なソフトです。基本は有料ソフトですがロゴつきでの書き出しであれば無料で使用することができます。
やり方は簡単で編集項目から手振れ補正を選択するだけ。選択すると自動的に補正処理が始まります。
モーションレベル(手ぶれ補正の強さ)を簡単に調整できるのもグッド👍。
2,Video Stabilizer
私が初めて使ったのがこのアプリ。短い動画なら無料で使えますが長いものだと有料になります。単機能なので迷う要素はありませんがところどころ欠陥な仕様で使いづらいです。
3,Googleフォト
Googleが出している自動バックアップ等を行うアプリ。バックアップやギャラリーなどいろんな使い方ができますが、今回利用するのは編集機能。
編集モードにしてスタビライズをタッチすることで動画の手ぶれ補正をすることができます。
↓詳しくはこの記事で↓
Googleフォトの編集ではカット、回転、スタビライズを行うことができます。私は基本的に動画編集ソフトでやってしまうのでGoogleフォトの編集はスタビライズしか使いません。
初心者には扱いにくい設計ですが性能はGoogle Play で公開しているアプリの中ではトップクラスです。
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